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S邸新築工事 現場報告08 ~内装工事その2~

2020年12月24日(木)

建物竣工まであとわずか…

外構工事も進むなか、工場では建具・家具の仕上に入っておりました。

左官屋さんの塗り壁が入ったことで和の雰囲気が引き立ちました。

 

玄関の地窓(内障子)の枠はコエマツで作られていました。

特に玄関廻りのほとんどが古材利用(コエマツ)を使用しているため

すごく素材の味と落ち着いた空間が表現されていると感じました。

 

和室の隣りの洋室には上部に神棚、

下部にはこのような屏風を框で挟んだ開き戸が入ります。

この屏風は、元々S邸にあった12枚の屏風のうち8枚を再利用して作られました。

一枚ずつにお米の脱穀までのストーリーが描かれていてとても魅力的です。

かんなで綺麗に仕上げられた杉の框と煌びやかな金箔もまた上品さを出していて

驚きました。

建具を取り付ければ内装工事は大方終了です。

あとは外構・造園が仕上がるのみです!

 


ミニカレンダー

2020年12月16日(水)


毎年、作成しているミニカレンダーが完成しました。
一日も早いコロナの終息を願いながら、
若手所員が 印刷-カット-袋詰めした手作りカレンダー
今年は年末のご挨拶は控えさせていただいて
お世話になった皆様へ郵送させていただきます。
1年間ありがとうございました。
令和3年が明るい年になりますように・・・💛


S邸新築工事 現場報告07 ~内装工事その1~

2020年11月26日(木)

外壁廻りの工事が終わり内装工事が始まりました。

工事も完成まで近づいてきているため外構工事と同時進行で現場は進んでおります。

 

内装工事も順調に進んでおりました。

まず断熱材から敷き詰め、せっこうボード・塗り壁の順で仕上げます。

玄関の天井は吉野杉の無垢の板目、和室には柾目、が使用されていました。

特に和室の天井に使用されていた杉柾目板は、年輪が非常に細かく和室全体が

グッとモダンな雰囲気に仕上がっているという印象を受けました

余った端材で床の間の天井もうまくデザインされていました。

仏間には桜のデザインが彫られており、ワンポイント!

(真ん中の桜は桜の木材を使用しているそうです。)

内装工事は大工さんの方々の工夫によって建物全体の良さを底上げしていると

現場に行って感じました!

次に現場へ行くのが楽しみです!!

 

 

 


デスク廻り

2020年11月09日(月)

先月から、ついにダブルモニターになり、

デスク廻りがバージョンアップしました!!

 

片方は、作図図面を開き、もう片方は参考図面を開いたり、

もしくは、図面と仕上表を開き、整合性を取っていくなど、

ダブルモニターを生かして、作業効率アップをめざします!!


S邸新築工事 現場報告06 ~使用木材~

2020年10月20日(火)

今回は使用されていた木材をまとめてみました。

種類が多いので、印象に残った木材を紹介したいと思います!

■棟梁さんの遊び心

「ホンザクラ」

天板・床材・家具などに使用されていて希少な材の一つです。

明豊建設さんのご厚意で、なめらかで美しい曲線のライニングに仕上がっていました。

「屋久杉」

加工場に端材があったからと、再利用する収納棚脇の隙間に使用。(何と贅沢!)

希少な材で、特に木目は独特で色も濃く、収納棚のアクセントとなる仕上がりでした。

■古材再利用

旧S邸解体時に再利用できそうな材料は、大切にとっておき利用する計画でした。
以下はそんな「古材」の紹介です。

「大黒柱」
 旧仕口を綺麗に補修された上に桜の彫刻が・・粋ですね・・驚きました!

「床柱」
和室の床柱は昔のまま・・・いい色をしています。

「コエマツ」

旧邸作業場の立派な梁が、玄関の式台・上框などに生まれ変わります

コエマツは「肥松」と書き、樹齢300年を超えるような老松で脂の多い松材の呼称です。

耐水性、防虫性に優れているそうで、香りも強かったです。

工芸品などに使われる希少な木材だということで

今回、この希少な材を見て触れてよかったです。

棟梁さんから他にもいろんな木材を教えていただきました。

見た目や匂い、特徴もまだまだ把握できていないことが多いので、

この機会に知識を深めていきたいです。。。