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市営住宅耐震改修工事監理報告04

2021年05月28日(金)

今回の報告は、耐震改修の耐震スリット工事です。

柱に壁がくっつている場合、壁が柱の湾曲を阻害します。

十分な壁が付いていると柱は強くなりますが、中途半端な壁だと

その柱に水平力が集中して、柱を破壊してしまいます。

そこで、柱に遊びを持たせて湾曲できるようにすることで、柱に

粘りが出て破壊されにくくなるように、耐震スリットを入れます。

施工手順は

①施工する壁の、鉄筋、設備配管がないかを調査します。

②コンクリート用グラインダーで3~5cmぐらいの隙間をあけます。

③隙間内の鉄筋を除去し、清掃します。

④隙間に耐火材を入れ、上から止水用シーリングを施工します。

 ※隙間を開けたままでは耐火性、防水性、保温性に問題が出ます。

⑤最後に上から塗装します。

 ※塗装することでスリットは目立たなくなります。

現場は現在、耐火材まで施工完了し、今からシーリング工事、塗装工事にかかります。