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安藤忠雄展|青春

2025年06月20日(金)

題名にもありますように安藤忠雄展|青春に行ってきました。

一度は見たことがある建物が多く、模型や図面などが惜しみなく展示されています。

こちらは初期の代表作、住吉の長屋です。

大学時代にRC造の授業で模型を作ったことを思い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年の研修旅行で訪れた本福寺水御堂の模型もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水の教会を再現した空間です。

現地にはなかなか行けないので、貴重な空間を体験できました。

展示全体を見ると、安藤忠雄氏の建築に対する考え方の変化を感じ取ることができます。

時代の流れが著しい現代だからこそ、「必要なのは、何が起ころうとも、何を失おうとも、永遠の青春を生き抜こうとする、そんな精神の裕(ゆた)かさだ。」と、この展示会への思いが綴られていました。

力強い生き方が建築を通して、とても感じれる展示会でした。

7月21日まで開催されていますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。


ついに完成しました!!

2025年06月12日(木)

創立40周年の節目を目前にし、約1年をかけて経歴書のリニューアルをいたしました。

何度も何度も会議を重ね、意見を出し合い、

事務所の強みや目指すべきところなどを明確にし、

それらを言葉やデザインで表現しました。

今までは経歴書という一つの形でしたが、

今回は事務所のことを、より深く知っていただけるよう会社案内と、

建物への思いやコンセプトなどもわかるような実績集との、分冊としました。

実績集の表紙には、所長の描いたスケッチが使われています。

最近は、BIMなどでパースを作成することが多くなりましたので、

とても貴重な手書きスケッチです。

こちらは、最終的には少し形は違いますが、実際に竣工した建物のスケッチです。

どの建物かわかりますでしょうか?HP内のWORKSで、探してみてください。

会社案内と実績集の中身は後日紹介させていただきますが、特別にチラッと・・・

 

ポケットファイルのさりげない箔押しのロゴマークも、ポイントです。

約1年の任務が完了し、完成した2冊を手に取ると、

愛おしさもひとしおです。

 


2025年(39期)マスタープラン発表

2025年06月02日(月)

今年もマスタープランの発表がありました。

毎年この時期に、所員全員で昨年1年の振り返りと今年の目標確認を行います。

自分で立てた目標が昨年の1年間でどの程度達成できたのか、自ら振り返り発表します。

そして今期取り組む目標を自分で設定し発表します。

私も昨年を振り返ると初めてのことに挑戦し、着実に歩みを進めた1年でした。

できたところはしっかりできたと実感し、

未熟なところは今年の目標として設定することで自身の成長へつなげていきます。

この1冊にみんなの考えがつめ込まれています。

日々は忙しく過ぎ去っていきますが、こうやって振り返りがあると、

次の目標が明確になりモチベーションもアップしますね。

今期も所員一同、「想いに寄り添う建築」を目指していきますので、

どうぞよろしくお願いします。

 


木質耐震シェルター

2025年05月26日(月)

「耐震シェルター」をご存知ですか?
地震大国「ニッポン」もしもの時の備えとして
せめて、安心して眠れる寝室を!
せめて、子供たちが安心して過ごせるリビングを!
と考えておられる方は案外多いようです。

検索するとハウスメーカーが独自に開発したものや大学と共同開発したもの
鉄骨メーカーや防災関連企業が取り扱っているもの・・・実に多くの製品があります。
鉄骨系や軽量鉄骨系のものが多い中で、
木の温もりを感じる「人と自然に寄り添う」優しげなシェルターを発見しました。

「木質耐震シェルター 70K」は一般社団法人耐震住宅100%実行委員会が販売する製品。
耐震構法SE構法の構造技術を用いた木造ラーメンフレームによるシェルターです。

現在スペースクリエーションでは(有)小田製材所さんの施工により、
シェルター設置&改修工事が進行中です。

※耐震100%実行委員会HPより、画像を転載させていただきました。


揖保川の家・・・お茶会便り

2025年04月30日(水)

揖保川町の家は旧山陽道沿いにあります。街道沿いの旧家によくある間口が狭く奥行きの長い敷地。増改築を繰り返しながら住み継いでこられたお宅です。

現在は東側に広い道路が整備され、南東角地の広々と明るい空間が広がるお宅です。
・右奥は、半世紀前、所長がまだ学生だった頃に設計したピアノのレッスン室
・中央は、約30年前、昔の台所を当時最新のシステムにリフォームしたキッチン
・手前は、約15年前、応接間と玄関・門廻りを改修した茶の湯を楽しむ空間

さて、この家の主からこんなお便りが届きました。

『先日、我が家のお茶会に、奥様が日本人ご主人がアメリカ人で、20数年のアメリカ暮らしの後、現在は姫路市にお住いのご夫妻が来られました。
門扉に感動され、玄関に入って感動され、Tea ceremonyにも感動され、照明がキュートだと写真を撮り「Your taste is very nice!」とお褒めの言葉をいただきました。
そして、今日、ランチに招待されたので、竣工時の冊子を持参してお伺いしました。
Bobさんはお米の最後の一粒まで綺麗に食べて、「お百姓さんに感謝!」と言われるような方で、茶道の所作はご存知でなくても、その精神に精通されていました。ピアノのお部屋や最終ページの「とんど」写真にも「what’s that?」と興味を示され、話に花が咲きました。いろいろな出会いに感謝です。』

丁寧な日々の暮らしは人生を彩り素敵に輝く・・・とお便りを読みながら感じました。


奥へと視線が透け、通り抜けできる玄関(外観)


おもてなしの心で迎える玄関(内観) 床は三和土仕上げ


趣向を凝らして楽しんでおられる4畳半の茶室・・・今回はどんなおもてなし?


Bobさんが「what’s that?」と興味を示された播磨地方の伝統的なとんど風景