2021年02月27日(土)
昨年から大阪市・市営住宅の耐震改修工事の監理をしています。
市営住宅で、ある程度の年数のものは、耐震改修工事をし地震に対策を
順次行っていっています。
私が、耐震改修工事監理業務も、これで4件目になります。
耐震改修工事は、住みながらの工事になります。住民方々には色々と
協力を頂きながら工事を進めなくてはいけません。
現在、コロナ化の緊急事態宣言中も、住民、施工者が協力しながら
工事を進めています。
今回の工事は、昨年の夏より着工し、昨年中は撤去工事、杭工事を進めてきました。
今年になりコンクリート工事、鉄骨ブレース工事と進めてきています。
今回はコンクリート工事の重要な受入検査の報告をさせてい頂きます。
受入検査は、フレッシュレスコンクリートの試験といわれています。
コンクリート打設前には、必ず試験を行います。
試験は荷下ろし地点で、
1.コンクリートの種類の確認
特記仕様に記入されているコンクリート種類、強度、温度補正を確認し、
配合計画書との照合を行います。
2.運搬時間の確認
打設時間にかかる時間をチェツクするために運搬時間を確認します。
25℃以下→120分以内、25℃を超える→90分以内と
コンクリートの練り混ぜから打込み終了までの時間が決まっています。
3.スランプ、フロー、空気量、塩化物量、温度の確認
上記の項目を特記仕様、配合計画書で数値を確認し、現場で試験を行います。
今回は、スランプ18㎝(±2.5㎝以内)、空気量4.5%(±1.5%以内)
塩化物量0.3㎏/㎥以内を確認し現場写真で残します。
4.テストピースの採取
コンクリート強度、型枠、支保工の解体工事確認のために採取します。
今回は、1week現場水中養生、4week現場水中養生、標準養生、
型枠、支保工解体確認要テストピースを各3本ずつ採取します。
この試験を実施し、品質、品質の変動のおそれがないように注意します。
打設量が150㎥以内でも、台数により試験を何台毎に行います。
細かいチェックにより、工事の品質を確認していきます。
次回は、鉄骨工事を報告します。