建築への扉

増田友也先生との出会い

2007年10月21日(日)

就職するにあたり、気持ちが定まらないまま結局就職できずにいた私を、先生は、恩師である増田先生のもとに研究生として紹介してくださった。後で聞いた話だが、田中先生は、「器用すぎるので図面が書けなくなるくらいたたき直してやってください。」とお願いされ、増田先生は「小器用な図面を書くヤツはオレに任せろ。」と言って引き受けてくださったそうである。おそらく先生は私の図面に中身がないことを見抜かれていたのだろう。可動屋根の心配は私だけのものではなかった。こうして私は、増田先生の厳しい指導に出会えることになった。