OPENDESK

オープンデスクに参加した学生の声を紹介します。

関西学院大学大学院 総合政策研究科 1回生 Kさん

参加期間:2010年8月 1ヶ月

約一ヵ月間のオープンデスクを終えて、自分の未熟な点を再確認できました。僕自身、大学では建築プログラムの一期生ということもあり目標とすべき指標が見えず、正直なところ「井の中の蛙」の状態でした。”「学校では一番勉強してる(つもりかもしれませんが…)。」”という感覚でした。しかし、実際は僕の知らないことばかりでショックを受けました。また、自分本位の設計ではなく何度も打合わせをを行い、一つ一つ課題に取り組んでいることから”仕事”であると強く認識し、”責任”という重みを肌で感じた場、時間となりました。そのような責任を背負いつつ仕事に取り組む覚悟を得るうえで貴重な経験となりました。

オープンデスクの業務にあたっては主に模型制作にあたり、図面の表現の仕方を学び、模型制作の困難さを改めて感じました。特に制作時間が間に合わなかったこと、また多少なりのズレが生じたことが今回の反省点です。しかしながら表現が分からない時や制作に行き詰った時にWさんやNさんをはじめ、分かりやすく丁寧に教えてもらえたことで本当に助かりました。ここで個人的に感じたこととして”説明”の分かりやすさの大切さを学びました。建築表現を知らない人に分かりやすく説明することは、結局は自分の設計の見直しにもなり、自他双方の利益につながることを認識しました。図面表現の質問を行った時にWさんとNさんが真剣に話し合っていたことが頭に残っています。その結果を分かりやすく説明していただいたため、僕も表現を理解できました。これはコンペや後輩が質問してきた時に「自分もできるようになろう」と思えた瞬間でした。

オープンデスク内の雰囲気としては皆さんが気軽に話かけてくれたおかげで緊張感も少しずつほぐれ、楽しい雰囲気の中作業できました。少し慣れすぎてついつい色々なことをしゃべってしまったかもしれませんが、話を聞いてくれて嬉しかったですし、作業へ向かうモチベーションも高く維持できました。また、自分の研究内容のプレゼンを開く機会もいただき、様々なアドバイスをいただけたことはこれからの自分の研究に対してのモチベーションも上がります。

忙しい中でも一声掛けていただき、一ヵ月間僕が過ごしやすい様に配慮してもらいありがとうございました。期間は短いものでしたが、僕はたくさんのことを学べ、たくさんのことを知らないということを知れました。この経験をこれからの勉強や就職(仕事)の礎となるように常に心に留めておきます。(初心という意味で…)
一ヵ月間ありがとうございました。またお伺いさせて頂きます。


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