医療・福祉
2020
日本初の「乳児専門施設」として開園して55年、歴史ある都島乳児保育センターの増員に伴う建て替えです。外観はドイツの街並みを思わせるハーフティンバー様式をモチーフににした付梁が特徴的な建物です。構造は木造(枠組壁工法)3階建てで、日本ツーバイフォー協会の大臣認定と告示仕様による耐火構造となっています。各フロアの保育室は開放感のある一つの大きな空間とし、耐力壁を利用した飾り棚を設け、造作家具、洗面化粧台の配置を工夫してフレキシブルに利用できるしつらえとしました。内装はオークの無垢フローリングがもつ自然な色合いや香り肌触りをベースに、清潔感のある白とパステルカラーで柔らかくまとめています。のぞき窓を開けた建具、アイアンのサインや扉、内外両開きロッカー、法人関係者による手作りのジオラマなど、0~2歳の幼い子ども達が楽しく快適に過ごせる空間づくり、地域に愛され親子が楽しく登園できる園舎を目指しました。