WORKS

医療・福祉

特別養護老人ホームせんぽ

2014

外観北東面
外観北西面
エントランスアプローチ
エントランスホール
共同生活室
居室
多目的トイレ
ロビー
吹抜け

「特別養護老人ホームせんぽ」は地域福祉の担い手となる新設法人「千歩会」の初事業です。
敷地は町工場と住宅が混在する密集地にあり、近隣の日照、プライバシー、周辺環境の向上に配慮するとともに、限られた敷地条件の中で豊かな生活空間を実現することが求められました。
北側は最大限セットバックするとともに南側にハナミズキの並木を整備し、外観は街並みに調和する落ち着いたデザインとしました。
各ユニットの共同生活室は中庭(吹抜け)からの採光を取り入れた明るく家庭的な雰囲気とし、レトロな照明やカラーコーディネートで多彩な居場所を設けています。
廊下のない平面プランと合理的な動線、視線(みまもり)計画で介護スタッフの作業性の向上に取り組むとともに、省エネ・コスト削減を徹底してトータルコストの軽減を図っています。
また、地域に開かれた建物として、あべのハルカスが見える5階ロビーを開放できるよう計画しています。
若く意欲的な理事長と現場経験豊富な施設長との丁寧なディスカッションにより現場の要望をきめ細かく取り入れ、居心地のよい温かなホームが実現しました。

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