住宅(改修)
2014
西脇の旧市街地にあるこの建物は路地を挟んで旧家が点在する風情のある街並みの中で役目を終えてひっそりと佇んでいました。
ご両親との想い出の詰まった実家の銭湯を建て替えるのではなく減築改修して活かしたい。・・・とミッションが開始しました。
入母屋の瓦葺き屋根はガルバリウム鋼板平葺きとして軽量化し、腐朽した柱を差し換え、耐震補強を行うとともに、番号付きの下足箱や脱衣箱、化粧鏡、格天井、建具等古くて良いものを大切に楽しんで工夫して使うという手法で使われないまま約十年を経て老朽化した建物が見事に甦り、新たな週末住宅&定年後の住まいが完成しました。