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岸和田の家・・・上棟&中間検査 完了

2012年08月09日(木)

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7月18日上棟式・・・L型プランの2世帯住宅,、軒の深いシンプルな寄棟です。

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バルコニー・・・出幅は1200・・・庭の広がりが気持ちいい天秤梁の持ち出し納まり。

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棟札・・・輝建設小原社長直筆・・・地域によって、工務店によって、いろいろなスタイルの棟札があります。施主のお父様も「家内安全」と筆をとられました。

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8月3日 中間検査・・・検査官から「しっかりできているなぁ!」とお褒めの言葉。

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断熱材・・・ペットボトル再生品のパーフェクトバリアを使用しています・・・価格も性能も◎


住まい塾

2012年03月19日(月)

18日(日)豊中市千里園で行われた「住まい塾」の見学会に参加しました。
主催の高橋修一氏は長年にわたって日本の住宅のあり方に警鐘を鳴らし、
「真に豊かな住まい」について問題提起されています。

「住まい塾」には四本の柱があり、

  1. 定例勉強会(住まい手に対する啓蒙啓発の場)
  2. 養成塾(設計者の修行の場)
  3. 研究会(より良い施工者・職人の育成の場)
  4. 創作活動・見学会・セミナー

これまで、雑誌や書物でその活動の一端に触れ、共感を覚えていた私は
この日、実際に氏の設計された空間の中でその情熱に触れ、
設計者と棟梁を中心とする職人さん達と建主の思いがひとつにになっている光景に
何か清々しいもの見て、養成塾に参加させたいただくことにしました。

それは、ともすれば理想と現実の狭間で揺らいでしまいがちな自分に
高橋さんの揺るぎない心棒を通してもらいたいと願っているからかもしれません。

養成塾は4月開講・・・キュッと帯を締めなおす心地です。

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通し柱の落とし込みの仕口(めり込みを考慮して直接基礎の上に乗せる)

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下から見るとこんな感じです。


LEDの実力を検証!

2010年02月05日(金)

「省電力・長寿命」のLED(発光ダイオード)

省エネの追い風を受けて需要が急拡大しているLED

省電力・・・消費電力は従来型電球の1/8~1/10
非放熱・・・電球が熱くならず、
非褪色・・・紫外線も出さない。

器具はまだ少し高価格だが、一般家庭でも取替えの要望が出始めた。

既設の照明をLED電球に取り替えたらどうなるか?
百聞は一見にしかず!
照明コンサルタントの前田氏とともに確認することにした。
快く同行してくれたのはLEDに力を注いでいる照明メーカーE社。

検証(H邸にて)

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使用したのは4.3WのLED電球(40Wの白熱電球相当)

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シャンデリアの光源6個のうち1個だけLED(右端)に取り替えた。
かさの半分が暗いのがわかるだろうか。
・・・LEDの光は拡散せず前方に向かう・・・
机上照度は充分とれるが、天井面の照度が低く、部屋全体が暗く感じられる。
装飾的な照明器具ではデザインが生かされなかったり、印象が変わることがある。

次に演色性(色の見え方)のチェックをした。

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岩絵の具を使って試してみることにした。

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LEDのスポットをあてると繊細な緑色が黄緑色に見える。
・・・自然光とはかなり違う・・・

趣味は日本画というH邸のご主人・・・今回はLEDは断念することになった。

些細なことだが、きちんと確認してよかった。


丁寧な暮らし・・・恩師を訪ねて

2009年02月10日(火)

210204sennsei美大時代の恩師のお宅を訪ねました。

京都芸大で染色を、北欧でテキスタイルデザイン学んで帰国されたS先生は当時30代。
キュートな顔立ちと抜群のスタイルに最新のファッション、シルクスクリーンの作品に取組む姿は輝いていて、学生の私にとってまさに「あこがれの女性」でした。
京都桂川沿いのマンションは、自作、友人知人の作品、教え子の作品、旅先で目を惹いたもの、記念日に思い切って買い求めたもの・・・と想い出でいっぱい。

それらがセンス良くセッティングされた室内で、美味しい京料理とお菓子とお茶をいただきながら、話はつきることなく、あっという間に時が過ぎていきました。

「もの」はそこに「想い出」や「物語」が重なった時、かけがえのない存在となって私達に幸せを運んでくれます。

「もの」に命を与えるのはその人の心であり、命を吹き込まれた「大切なもの」を人は愛しまずにおれません。丁寧な暮らしはそんなところから始まります。

幼い日、浜辺で見つけた貝殻をそっと小箱に仕舞った感性をずっと持ち続けていたいものです。


落葉の季節

2008年11月06日(木)

秋も深まり木々が色づいてきました。

立派に育ったアトリエのケヤキ・・・昨夜の風で落葉がいっぱい・・・。
早速竹箒を手に落葉掃きをしました。
10分もすると身体がポカポカ温まって気持ちがいい!

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近頃、落葉を「ごみ」だと言って嫌がる人がいて
役所の窓口に「落ち葉を何とかせよ!」と苦情が寄せられるそうです。
バシバシッと無残に切られて痛々しい街路樹・・・落葉はゴミではありません!

以前、六甲山麓の住宅地に住んでいた頃の話

「落葉掃きに参加しませんか」とご近所の奥さんに誘われて
生後4ヶ月の長男をヘベビーカーに乗せて坂道にでると、
子ども連れのお母さん達が集まって、楽しそうに落葉掃きをしていました。
あっという間に落葉の大きな山ができると子ども達の大歓声!
世話役らしき奥さんがバケツに水を汲んできて、焼き芋が始まりました。
「毎年恒例の焼き芋パーティー」
落葉の焼き芋はホクホクと美味しくて、
ご近所さんとのおしゃべりはとても楽しくて、
新米ママだった私は、コミニティの仲間入りができた気がして嬉しかったものです。

・・・落葉は季節が運んできてくれる自然の贈り物・・・
忙しい時間を少しだけ止めて落葉の季節を感じてみましょう!
・・・きっと心が豊かになりますよ・・・