2008年04月26日(土)
先日オープンした療養通所介護施設のデイルームは、障がい者の方々が入浴や食事のケアを受けながら、半日を過ごすためのもので、ベッドの上の時間を少しでも快適に過ごせるように工夫が必要だった。天井照明は目に優しく心が和む障子を入れた。
ベッドサイドには小さくてもいいから窓がほしい!
景色が見えて、太陽の温もりがあって、季節を感じる窓がほしいと思った。
もし、自分がその立場だったら・・・私達はいつも相手の立場でイマジネーションを膨らませる。そしてそれを大切にしながらプランニングする。経験は想像と創造の源泉となる。
ベッドサイドには陽の光を・・・という強い想いは、以前私自身が入院した経験から来るものだ。毎日あきることなく窓から外の景色を見て過ごした。
空の色や雲の形をあんなに眺めたのは人生で初めての経験だった。
自然には人の心を癒してくれる大きな力が確かにある!と思った。
西側の壁沿いに4つのベッドが並ぶデイルーム。
夏の西陽は避けたいけれど、やっぱり窓をつくろう!
ベッドサイドの壁面を雁行させて南向きの小さな窓を作った。