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S邸新築工事 現場報告06 ~使用木材~

2020年10月20日(火)

今回は使用されていた木材をまとめてみました。

種類が多いので、印象に残った木材を紹介したいと思います!

■棟梁さんの遊び心

「ホンザクラ」

天板・床材・家具などに使用されていて希少な材の一つです。

明豊建設さんのご厚意で、なめらかで美しい曲線のライニングに仕上がっていました。

「屋久杉」

加工場に端材があったからと、再利用する収納棚脇の隙間に使用。(何と贅沢!)

希少な材で、特に木目は独特で色も濃く、収納棚のアクセントとなる仕上がりでした。

■古材再利用

旧S邸解体時に再利用できそうな材料は、大切にとっておき利用する計画でした。
以下はそんな「古材」の紹介です。

「大黒柱」
 旧仕口を綺麗に補修された上に桜の彫刻が・・粋ですね・・驚きました!

「床柱」
和室の床柱は昔のまま・・・いい色をしています。

「コエマツ」

旧邸作業場の立派な梁が、玄関の式台・上框などに生まれ変わります

コエマツは「肥松」と書き、樹齢300年を超えるような老松で脂の多い松材の呼称です。

耐水性、防虫性に優れているそうで、香りも強かったです。

工芸品などに使われる希少な木材だということで

今回、この希少な材を見て触れてよかったです。

棟梁さんから他にもいろんな木材を教えていただきました。

見た目や匂い、特徴もまだまだ把握できていないことが多いので、

この機会に知識を深めていきたいです。。。