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揖保川の家・・・お茶会便り

2025年04月30日(水)

揖保川町の家は旧山陽道沿いにあります。街道沿いの旧家によくある間口が狭く奥行きの長い敷地。増改築を繰り返しながら住み継いでこられたお宅です。

現在は東側に広い道路が整備され、南東角地の広々と明るい空間が広がるお宅です。
・右奥は、半世紀前、所長がまだ学生だった頃に設計したピアノのレッスン室
・中央は、約30年前、昔の台所を当時最新のシステムにリフォームしたキッチン
・手前は、約15年前、応接間と玄関・門廻りを改修した茶の湯を楽しむ空間

さて、この家の主からこんなお便りが届きました。

『先日、我が家のお茶会に、奥様が日本人ご主人がアメリカ人で、20数年のアメリカ暮らしの後、現在は姫路市にお住いのご夫妻が来られました。
門扉に感動され、玄関に入って感動され、Tea ceremonyにも感動され、照明がキュートだと写真を撮り「Your taste is very nice!」とお褒めの言葉をいただきました。
そして、今日、ランチに招待されたので、竣工時の冊子を持参してお伺いしました。
Bobさんはお米の最後の一粒まで綺麗に食べて、「お百姓さんに感謝!」と言われるような方で、茶道の所作はご存知でなくても、その精神に精通されていました。ピアノのお部屋や最終ページの「とんど」写真にも「what’s that?」と興味を示され、話に花が咲きました。いろいろな出会いに感謝です。』

丁寧な日々の暮らしは人生を彩り素敵に輝く・・・とお便りを読みながら感じました。


奥へと視線が透け、通り抜けできる玄関(外観)


おもてなしの心で迎える玄関(内観) 床は三和土仕上げ


趣向を凝らして楽しんでおられる4畳半の茶室・・・今回はどんなおもてなし?


Bobさんが「what’s that?」と興味を示された播磨地方の伝統的なとんど風景