2013年10月29日(火)
10月27日(日曜日)
竣工1年目の検査で東加古川の家を訪問しました。
地域の在宅介護を支える多忙な医師ご夫妻の住まい。
1年を経て、
少し落ち着いた風情の樹木や山野草が季節を奏で、
せせらぎではメダカやアメンボウが楽しそうでした。
家と庭のいい関係が年月を経てさらに深まることを願っています。
2013年05月20日(月)
5月19日(日曜日)小雨の降る中、住吉川病院の社内見学会を行いました。
まず、所長より現地建替えの手順や設計上の配慮等を含めた概要説明。
次に、住吉川病院のM事務部長さんより、病院の歴史や特徴、工事中のご苦労などを伺いました。
「建替えは大変だったが、スペースクリエーションにお願いして本当にいい病院になった!」
と言っていただき、この業務かかわった所員はもちろん全員が感動しつつ見学をスタート!
屋上から4階、3階、2階、1階、B1階と順に見せていただきました。
人工透析の頼れる病院(週間ダイアモンド臨時増刊5月1日号)として紹介されていました。
これからも、所員一同ますます研鑽を積んで、病院建築の企画設計監理に取り組み、
関係者の皆さんに喜んでいただけるよう頑張りたいと思います。
M事務長さん、長時間ありがとうございました。
2013年05月14日(火)
今日、ルイスポールセンのTさんがカートに乗せた大きな箱を持って来社。
中味はコペンハーゲンのKibisiデザインによるシルヴァーバックシーリング。
デザイン、素材、取付方法、何より光の質にこだわったシンプルなLED照明だ。
(天井にも壁面にも取付可能)
「ぜひ実物を見てほしくて!」とTさん。・・・そう、照明はカタログだけでは分からない。
2.3分で器具を組立て電源を入れて、光を感じる。
「いいですね」「いいでしょう!」
そして、講義(レクチャー)が始まる。
私は1、2ヶ月に一度、こうして事務所にやってくるTさんの話を楽しみにしている。
例えばポール・ヘニングセン デザインのペンダントライト PH5。
対数螺旋というカーブを持つ4枚のシェードを組み合わせた独特のフォルムと機能的で美しい光を持ち、発売後50年を経てなお高い人気を誇るペンダンの名作だ。
この器具には白熱電球150Wが使われ、この光をLEDで実現するのは難しいと思われていた。
が、昨夏、ついに配光特性を生かしたLEDが京セラとのコラボレーションで開発された。
美しい光、省エネ、高寿命の三拍子がそろったのだ。
東京青山のショールームで、実際の光を見比べさせてもらい、
白熱電球とLEDの差は一般にはほとんど感じられない程度だと思った。
しかし、電球のスペクトルグラフを手にTさんは言う。
「LEDには赤がないんだ。しかも青がポンと強くでる!・・・これを克服しなければ、白熱電球の光には追いつけない・・・まだまだ進化しますよ」
(分光分布は左から青-緑-黄-赤)
照明に魅せられた人が居て、情熱的にその現状や課題、素晴らしさを語ってくれる。
建築設計には様々な要素があるが、それぞれの専門家からこうして教わることが繋がって、空間の質を高めていくことが可能になる。
いつも事務所まで足を運んでくれるTさんに感謝!
2012年03月19日(月)
18日(日)豊中市千里園で行われた「住まい塾」の見学会に参加しました。
主催の高橋修一氏は長年にわたって日本の住宅のあり方に警鐘を鳴らし、
「真に豊かな住まい」について問題提起されています。
「住まい塾」には四本の柱があり、
これまで、雑誌や書物でその活動の一端に触れ、共感を覚えていた私は
この日、実際に氏の設計された空間の中でその情熱に触れ、
設計者と棟梁を中心とする職人さん達と建主の思いがひとつにになっている光景に
何か清々しいもの見て、養成塾に参加させたいただくことにしました。
それは、ともすれば理想と現実の狭間で揺らいでしまいがちな自分に
高橋さんの揺るぎない心棒を通してもらいたいと願っているからかもしれません。
養成塾は4月開講・・・キュッと帯を締めなおす心地です。
通し柱の落とし込みの仕口(めり込みを考慮して直接基礎の上に乗せる)