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内部研修(環境シミュレーション習得に関する成果報告)

2026年02月10日(火)

前回に​引き​続き、​内部​研修での​発表内容に​ついて​お話しします。​

今回は、​私が​約1年間かけて​取り​組ん​できた​「環境シミュレーション」の​学習成果に​ついて​報告しました。​発表では、1.​未経験の​技術を​習得する​ための​学習計画の​立て​方、​2.その​実践プロセス、​​3.実際に​業務で​活用してみた​際の​手応えまで、​実体験に​基づいた​3つの​ポイントを​軸に​構成しました。​


(練習用のプログラムです)

現在、​私たちは​シミュレーションツールと​して​Rhinocerosと​Grasshopperを​活用しています。気象データを​整理し、​ビジュアル化する​ことで​敷地の​環境や​敷地の​持つポテンシャルを​​評価し、より良い空間の手がかりをつかむ試みを​続けています。​

この​1年間で​実務に​必要な​技術を​習得できた​ことは​大きな​収穫でしたが、​それ以上に​この​分野の​奥深さを​改めて​実感する​こととなりました。​

住まい​手や​使い手が​快適に​過ごせる​空間を​追求する​ために、​自分たちに​何が​できるのか。​敷地の​持つポテンシャルを​最大限に​引き出し、​熱や光、​風と​いった​抽象的な​テーマを​「快適性」と​いう​具体的な​指標に​落とし込むには、​これまで​以上に​多角的な​視点と​探究心が​必要だと​感じています。​

かつて​「家づくりは​夏を​旨と​すべし」と​言われましたが、​近年の​日本の​酷暑を​思うと、​その​言葉の​重みを​改めて​実感します。​技術は​進歩しても、​環境に​対する​人の​感性は、​根本では​変わっていないのかもしれません。​先人たちの​知恵と​現代の​最新技術を​高い​次元で​融合させ、​自分たちの​強みを​最大限に​発揮できるよう、​これからも​飽くなき挑戦を​続けていく​所存です。​


修道館の​現地調査

2026年01月23日(金)

12月の​中頃に​再び、​修道館の​現地調査に​行ってきました。​

今回は、​工事の​際に​移動が​必要と​なる​器具や​家具の​寸法を​測る​ことが主な​目的です。​

室内の​床や壁、​天井を​改修する​場合、​設置されている​備品を​移動しなければ​工事を​進める​ことができません。​その​ため、​移動が​必要な​家具の​寸法や​個数を​事前に​把握し、​一時的な​移設を​想定した​計画図を​作成しました。​

ロッカーやテーブル、椅子などを片っ端から測りました。

武道場なので、畳や太鼓もありました。

こうした​図面は​あまり目に​する​機会が​なく、​少し​珍しい​ものかもしれません。​

新築と​異なり、​改修工事では​想定外の​対応が​求められる​場面も​多く​あります。​

同じ​条件の​建物は​二つと​ありませんが、​今回の​経験を​今後の​糧とし、​より​よい​提案に​つな​げていきたいと​思います。​

イレギュラーな​事態を​楽しみながら​乗り​越える、​そんな​余裕の​持てる​大人に​なりたいですね。​


鏡開き

2026年01月16日(金)

今週は鏡開きを行いました。

準備が始まると、焼いたお餅の香ばしい香りとあんこの甘い匂いが広がり、事務所がお正月の空気に包まれました。

甘いぜんざいと塩昆布を食べながら、他愛のない会話を楽しみました。

小豆の赤色には魔除けに意味があり、1年間の無病息災を祈る行事でもあるようです。

体力をつけて、今年も元気に駆け抜けてまいりましょう。

準備をしてくれたスタッフの方々、ありがとうございました!


研修旅行2025 Day2

2025年12月12日(金)

一夜明けて、研修旅行の2日目です。
この日は岡山・倉敷を巡るグループと豊島へ向かうグループに分かれて行動しました。

岡山・倉敷チームは、大原美術館をはじめとする倉敷美観地区などを訪れ、そこでしか味わえない非日常感を楽しんでいました。

江戸時代の面影を残す街並みに明治・大正期の建築が溶け込む独特の景観は、普段の生活とはまったく異なる時間軸で育まれてきたもので、その奥行きの深さに感動を覚えます。

一方、豊島チームは1日目に続き船で移動、豊島美術館へ向かいました。

空間そのものは非常にシンプルですが、滑らかな曲面コンクリートが内と外の境界を曖昧にし、光・風・音の変化がそのまま空間の表情として伝わってくる場所でした。緻密な設計と高い施工精度に裏付けられたその空間は、社会的な「時計の時間」とは別の、自然のリズムに身を委ねるような感覚を与えてくれます。日が昇れば起き、沈めば休む――そんな自然との対話を思わせる、非常に密度の濃い体験でした。

また、豊島の名物である棚田も美しく、印象に残りました。かつて耕作放棄地となっていた棚田を再生する「棚田プロジェクト」は、地域の景観資源としての価値を見直し、島の環境と文化を未来につなぐ取り組みです。段々に広がる稲の緑と海の青が重なる風景は、単なる観光資源というだけでなく、人の手が自然と丁寧に向き合ってきた時間の積み重ねそのものを感じさせるものでした。

今回の研修旅行を通じて、準備から当日の運営まで、多くの方のおかげで充実した時間を過ごすことができました。業務だけでは見られない一面にも触れ良い刺激となりました。

また来年の研修旅行も、楽しみですね。


研修旅行2025 Day1

2025年12月10日(水)

先日、​岡山県・直島へ​研修旅行に​行ってきました。​



今年の​春ごろに​安藤忠雄さん​設計の​直島新美術館が​オープンしたことも​あり、​この機会に​訪れる​ことになりました。​

トップライトから​差し込む光、​打ち放しコンクリートが​生む​空間の​力強さなど、​随所に​安藤さんらしさを​感じました。​また、展示されている作品はもちろんのこと、空間構成や仕上の表現を見ていく中で「これは​これまであまり​見なかった​表現だな」と気づくことも多く、​会話も​自然と​弾みました。​

一方で、先輩方が興味深そうに議論する内容を聞きながらも、理解が​追いつかない​部分もが多く、​改めて​学び続ける​必要を​感じた​時間でも​ありました。​

夜は​落ち着いた​雰囲気の​中で、​ゆっくりと​夕食を​いただきました。​
どの​料理も​豪華で、​おいしく​いただきました。​

移動は、​新幹線・電車・船を​乗り継ぐ​長い​道のりでしたが、​大きな​トラブルもなく​無事に​終える​ことができました。​皆さん、​本当に​お疲れさまでした。​

2日目の​様子は、​次回の​更新で​ご紹介します。​