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加古川大堰 その4

2026年05月15日(金)

今回の耐震改修は、構造上必要な補強と使い勝手の改善提案という2つの軸で進めています。

構造事務所の方や、原設計を担当された所長のお話を伺いながら、少しずつ理解を深めているところです。

長年使い続けてきた中でさまざまな改修の手が加えられてきた建物だからこそ、2026年現在から数十年先を見据えたとき、本当に最善の選択・提案ができるよう真剣に向き合っていきたいと思っています。

改修工事では、まず現況図を起こし、提案内容が実際に納まるかどうかを検討していきます。たとえばシャッター一つとっても、設置に必要なサイズや高さをどのように決めるか、寸法を決める根拠をしっかりイメージすることの大切さを、改めて感じました。

図面上の寸法が空間の中でどう機能するかを身体的なスケールで捉え、実際にその場を使う人に寄り添う設計を目指していきたいです。

以下、作図に必要な分と自分の勉強ように現地で撮った写真の一部です。

写真のとり方も勉強しないといけませんね。


加古川大堰管理棟の現地調査

2026年03月18日(水)

3月​初め、​兵庫県に​ある​加古川大堰の​管理棟へ​現地調査に​伺いました。​

当日は​あいにくの​雨でしたが、​管理者の​方から​お話を​伺いながら、​建物の​現状を​確認してきました。​

この​建物は、​弊社の​所長が​今の​私と​同じくらいの​年齢の​ときに​設計した​ものだそうです。​調査には​所長も​同行し、​当時の​設計意図や​図面の​詳細に​ついて、​現場で​直接エピソードを​聞く​ことができました。​

画像の中央に写っているのが管理棟です。
手前のピロティ空間からは、川を渡る管理橋(画面左奥へ続く橋)が見えますが、この管理橋から延長された軸と、管理棟本体が直角に交わるように配置計画がなされています。現場で立つと、その軸線の通りがよく分かります。

事務所に戻ってからは、調査結果をもとにCADで現況図を作成しています。
改めて図面を追っていくと、細かな部分まで寸法が調整されており、一つひとつの数字に意図が込められていることを実感します。中には鉄塔の図面などもあり、普段の業務ではあまり目にすることのない緻密な構成を正確に読み取るのは、容易なことではありませんでした。

自分と同じ年齢の頃に、これだけ考え抜かれた仕事がされていた事実は刺激になります。
今回の耐震改修に向けて、この経験を糧にしっかりと取り組んでいきたいと思います。

★魚道:川の水をせき止めたときでも魚が通れるようにしているんだそうです。


内部研修(環境シミュレーション習得に関する成果報告)

2026年02月10日(火)

前回に​引き​続き、​内部​研修での​発表内容に​ついて​お話しします。​

今回は、​私が​約1年間かけて​取り​組ん​できた​「環境シミュレーション」の​学習成果に​ついて​報告しました。​発表では、1.​未経験の​技術を​習得する​ための​学習計画の​立て​方、​2.その​実践プロセス、​​3.実際に​業務で​活用してみた​際の​手応えまで、​実体験に​基づいた​3つの​ポイントを​軸に​構成しました。​


(練習用のプログラムです)

現在、​私たちは​シミュレーションツールと​して​Rhinocerosと​Grasshopperを​活用しています。気象データを​整理し、​ビジュアル化する​ことで​敷地の​環境や​敷地の​持つポテンシャルを​​評価し、より良い空間の手がかりをつかむ試みを​続けています。​

この​1年間で​実務に​必要な​技術を​習得できた​ことは​大きな​収穫でしたが、​それ以上に​この​分野の​奥深さを​改めて​実感する​こととなりました。​

住まい​手や​使い手が​快適に​過ごせる​空間を​追求する​ために、​自分たちに​何が​できるのか。​敷地の​持つポテンシャルを​最大限に​引き出し、​熱や光、​風と​いった​抽象的な​テーマを​「快適性」と​いう​具体的な​指標に​落とし込むには、​これまで​以上に​多角的な​視点と​探究心が​必要だと​感じています。​

かつて​「家づくりは​夏を​旨と​すべし」と​言われましたが、​近年の​日本の​酷暑を​思うと、​その​言葉の​重みを​改めて​実感します。​技術は​進歩しても、​環境に​対する​人の​感性は、​根本では​変わっていないのかもしれません。​先人たちの​知恵と​現代の​最新技術を​高い​次元で​融合させ、​自分たちの​強みを​最大限に​発揮できるよう、​これからも​飽くなき挑戦を​続けていく​所存です。​


修道館の​現地調査

2026年01月23日(金)

12月の​中頃に​再び、​修道館の​現地調査に​行ってきました。​

今回は、​工事の​際に​移動が​必要と​なる​器具や​家具の​寸法を​測る​ことが主な​目的です。​

室内の​床や壁、​天井を​改修する​場合、​設置されている​備品を​移動しなければ​工事を​進める​ことができません。​その​ため、​移動が​必要な​家具の​寸法や​個数を​事前に​把握し、​一時的な​移設を​想定した​計画図を​作成しました。​

ロッカーやテーブル、椅子などを片っ端から測りました。

武道場なので、畳や太鼓もありました。

こうした​図面は​あまり目に​する​機会が​なく、​少し​珍しい​ものかもしれません。​

新築と​異なり、​改修工事では​想定外の​対応が​求められる​場面も​多く​あります。​

同じ​条件の​建物は​二つと​ありませんが、​今回の​経験を​今後の​糧とし、​より​よい​提案に​つな​げていきたいと​思います。​

イレギュラーな​事態を​楽しみながら​乗り​越える、​そんな​余裕の​持てる​大人に​なりたいですね。​


鏡開き

2026年01月16日(金)

今週は鏡開きを行いました。

準備が始まると、焼いたお餅の香ばしい香りとあんこの甘い匂いが広がり、事務所がお正月の空気に包まれました。

甘いぜんざいと塩昆布を食べながら、他愛のない会話を楽しみました。

小豆の赤色には魔除けに意味があり、1年間の無病息災を祈る行事でもあるようです。

体力をつけて、今年も元気に駆け抜けてまいりましょう。

準備をしてくれたスタッフの方々、ありがとうございました!