OPENDESK

オープンデスクに参加した学生の声を紹介します。

奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 2回生 Yさん

参加期間:2016年 9月6日~16日 9日間

image14スチレンボードで立方体を作ることから始まったオープンデスク。
器用な方だと勝手に思い込んでいたあの日の私は、前オープンデスク研修生の方が作った模型を見て驚き、そして反省しました。
自分が普段いかに雑な作り方をしていたかが分かり、そこから実際に事務所のお仕事として模型を作ることになって本当に私が作って大丈夫なのだろうかと不安でいっぱいでした。

作り始めてからはいつも課題に間に合わせようと早く作ることばかり考えていた癖で急いで作ろうとしていたのですが、「ゆっくりでいいよ」と声をかけていただきました。
やはり実際に見てもらうものなので早く作る事よりも正確に、丁寧に作ることが絶対なのだと学びました。

大学の課題は自己満足で終わらせてしまう事が多いですが、少し意識を変えて見てもらう前提で作ることで、また作り方や考え方が変わってくると思います。
ここで学んだことをこれからに生かしていきたいですし、後期からが楽しみになりました。
所員の方には何度も質問をしてご迷惑をおかけしてしまいました。たくさん気にかけてくださって皆優しくて本当に感謝でいっぱいです。

最終日はCADを使って練習で平面図を描くところから始まり、その後自分で立面図を考えて描いてみるという事をしました。
初めて使うCADは操作に慣れずなかなか思うように進みませんでしたが、やっていくうちにだんだんとやり方が分かってきて徐々に楽しくなっていきました。

考えて作った図面を見ていただきアドバイスもしていただきました。自分で考えていてもまだ図面に表現しきれていない部分があったり、もっと面白くできるはずなのにやり切れていなかったり、たくさん反省点が見つかりました。
しかしその分もっと建築について考え学んでいきたい、もっとCADで図面を描いてみたい等々、これから前よりも意欲的に頑張っていきたいと思えるようになりました。

事務所で鳴る電話、それに対応する皆さんの声、聞こえてくる打ち合わせの内容、膨大な数の図面、真剣にパソコンに向かう皆さんの姿。全てが新鮮で魅力的で毎日とても充実して楽しかったです。

将来やりたいことはあってもまだ自信が持てず、先のことが考えられない私でしたが今回参加させていただいたことで少し将来のイメージを思い描くことができるようになりました。
貴重な時間を過ごすことができてよかったです。
9日間ありがとうございました。


金沢工業大学 建築デザイン学科 3回生 Iさん

参加期間:2016年 8月22日~9月2日 10日間

綿業会館にて

綿業会館にて

初めてのオープンデスクということもあり、最初はとても緊張しました。私がお世話になった期間は他に参加者の方がいませんでしたが、皆さんに優しく接していただけたおかげで2週間楽しく学ぶことが出来ました。

私は今まで数人や数十人などのグループでしか模型を作ったことがなく、1人で考えて作業するのはとても大変でした。
しかし、言われた部材を言われたように作るだけの模型製作とは違い、平面である図面から自分で立体にしていく楽しさを学ぶことが出来ました。
ミスも多く、完成も時間ギリギリになってしまうなど迷惑をいっぱいかけてしまいましたが、最後に模型写真を見た時は頑張ってよかったと思えるものになっていたのでよかったです。

模型製作の際に足りない立面図を書かせてもらった時と、最後の1日はAuto CADを触らせてもらいました。
大学ではベクターアーキCADを使い図面を書いていましたが、操作方法が違い最初はとても苦戦しました。しかし時間が経つにつれ思ったように線が引けるようになり、自分の成長を感じました。
実際に皆さんが仕事で使われているものを体験できとても良い勉強になりました。

今回のオープンデスクでは実際のミーティングやお客様との打ち合わせなどの実際の仕事風景などから、大学では味わえない経験をたくさんさせてもらいました。

2週間という短い間でしたが本当にありがとうございました。


京都女子大学 家政学部 生活造形学科 3回生 Iさん

参加期間:2016年 7月28日~8月10日 10日間

10日間のオープンデスクでしたが、本当にあっという間で、けれども濃くて有意義な時間を過ごさせていただきました。

初日は初めてのオープンデスクという事で緊張していましたが、みなさんが優しく丁寧に指導して下さるうちに、事務所で研修をしている時間がとても心地よく感じるようになりました。
事務所内にはメリハリがあり、自分が社会に出て働くようになってもしっかりスケジュールを立て、時間を過ごしていきたいです。

模型製作では美しく早く作るということを意識する基本の大切さを再確認しました。
大学の課題では模型は自己流で作っていくことが多かったので、1回生の頃を思い出して少し新鮮でした。今まで一番一枚残しをしたと思います。
うまく出来なかったところや心残りがある個所もありますが、満足のいく作品が出来たことと模型作りについて改めて考えることができました。本格的な写真撮影もとても楽しかったです。

CADの練習では今までVector Worksしか触ったことがなかったので、Auto CADを体験させて頂けて大変勉強になりました。立面図を社員さんに見てもらって感想を頂けたことは少し緊張しました。けれどプロのお話は何もかもが興味深くてもっと建築が好きになりました。
また設計の仕事がどういうものかが、漠然としたものから実際に自分が働くとすると、というイメージで身近に感じることが出来ました。

10日間事務所にいて一番印象に残っていることは、来客と電話の多さです。
設計には構造、設備、意匠、またクライアントと、さまざまな人が関わり合っているんだなと実感しました。

すぐに過ぎてしまったように感じた10日間の中でも学んだことや経験した事は言い切れないくらいです。お忙しい中オープンデスク生として丁寧に指導してくださった事務所の方々に心から感謝します。

本当にありがとうございました。


舞鶴工業高等専門学校 建設システム工学科 4年生 Mさん

参加期間:2016年 7月28日~8月10日 10日間

今回オープンデスクに参加させて頂き、たくさんの事を学ぶことが出来ました。

一番は「模型製作に必要な技術」です。
元々私は自分の技術を基礎から見直し向上させる事を目的とし、オープンデスクに参加しました。初日からの約8日間は模型製作をしていましたが、どれだけ自分が普段適当に作っていたかはっきりと分かり、良い刺激になりました。

今回作った模型は実際のプロジェクトで使用されるということで細かさ、丁寧さを要求されるものでした。何度も作り直すことで細部まで美しく作ることが出来ました。

美しく作るためにはカッターの角度から力加減、面取りなど様々な技術が高くなければなりません。今回の経験で少しではありますが技術が身についたと思うので、今後さらに向上していければなと思いました。

また、普段あまりすることのない模型製作後の撮影という貴重な経験もできてとても満足しています。今まで学校の課題では自身のスマホで撮影するといったことをしていました。
しかし、プロの世界では模型をまるでモデルのように扱い、様々な角度からライトを当て撮影しており、1つ1つの作業を丁寧にこなされているのだなという印象を受けました。

10日間という短い間でしたが1つのプロジェクトに携わるという滅多にできないことを経験でき本当に良かったです。
幼い頃に建築に興味を持ってから今の進路に進んで、今回の経験でさらに興味が湧きました。
優しい世界ではないですが経験した事を生かしながら頑張っていきたいと思います。

10日間という短い間でしたがお世話になりました。
ありがとうございました。


大阪工業大学 工学部 空間デザイン学科 2回生 Tくん

参加期間:2016年 3月8日~18日 10日間

2週間お世話になりました。
僕が通っている大学では主に建築を学びますが、その他にも様々な勉強を学んだ後、専門的な分野へ分かれていくといった感じでした。

そして建築を専門にやりたいと意思が固まり、オープンデスクに参加させていただきました。
初めてのオープンデスクで技術もまだまだな僕でしたが、温かく迎え入れてくださり本当に感謝しています。

大学とは違った知識を得ることができ、新鮮で毎日が楽しくてしょうがなかったです。
例えば、事務所に来られるお客様や、電話で相手方とお話しされている会話の内容です。
学校の課題なら、決められたお題を自分の頭の中で黙々とこなせばそれでオッケーですが、仕事では細かな相手の希望やプラン変更に対応する大変さや面白さを知りました。
実際プラン変更で模型を一部作り変える作業をしました。

あと、図面の枚数に驚きました。建物を建てるのに図面100枚です。自分がいつも書いているのはせいぜい10枚程度なので、課題と仕事の違いを知ることができました。

オープンデスクで経験した事は忘れられない思い出になりましたし、憧れの職業になった気分を味わえて、より建築への意欲が増しました。

皆様、本当に短い間でしたがありがとうございました。