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環境シミュレーションの実践 その1

2024年11月15日(金)

お久しぶりです。

去年から始めた環境シミュレーションの社内勉強会の実践として

先日参加した公共建築のプロポーザルにて、計画建物に対し光・熱・風の環境シミュレーションを行い、プレゼンに盛り込みました。

簡単に説明をしていきます。

①屋根面の積算日射量シミュレーション

→ 太陽光パネルの適切な配置計画

②西日による取得積算日射量シミュレーション

→ 西日と眺望を両立したルーバーの形状、ピッチの検討

③吹抜けを介した執務空間の風シミュレーション

→ 中間期の快適性に寄与する開口部の選択

④自然光による執務空間の照度変化シミュレーション

→ 昼光照度の時間変化に対応した最適な照明区分計画

 

実際の計画では多様な要件によって設計が進んでいくため、勉強のように環境的に最適化された形状とはなりませんが

今までは扱えなかった環境要素を可視化することで設計に新しい評価軸を加えられた実感は確かにありました。

これからは実践を通して設計、環境解析双方の習熟と飛躍を試みてまいります。