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九州出張で訪れたアクロス福岡

2026年02月17日(火)

先月の九州出張で、学生時代に一度見てみたかった アクロス福岡 を見学してきました。


福岡市中央区天神の旧県庁跡地に立つこの建物は、2階から14階まで連続する ステップガーデン が特徴で、建築そのものが“都市の山”として都市景観に溶け込んでいます。

   

コンセプトはアルゼンチン出身の建築家 エミリオ・アンバズ によるもので、「都市の中に山をつくる」「失われる緑を建築の上に戻す」という思想が根底にあります。

これを現実の建物として成立させたのが、実施設計を担当した 日本設計竹中工務店。構造計画や大スパン対応、排水・防水・維持管理まで含め、コンセプトを「建つ建築」に落とし込みました。

さらに、造園家 田瀬理夫 が「育つ庭」としてステップガーデンを設計。
開館当初は木が少なく見えましたが、30年の間に樹種・本数が増え、鳥や風による自然更新も取り入れられています。建築と緑が対等に存在することで、建物は今も完成し続けているかのようです。

30年経過してなお、都市の中に生きる“山”として魅力的な姿を見せるアクロス福岡。
学生時代の憧れが、実際の景観としてここに存在していることに感動しました