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理想の緩和ケア病床 PartⅡ

2015年09月25日(金)

究極の個室的多床室をめざして

私達は緩和ケア病床における多床室のあり方について議論した。

看護サイドより、満足のいくケアを提供するためには全室個室という要望が出されたが、

一方で差額ベッドの問題もあり、地域に根差した診療所としての役割を考えると

差額ベッド料金がかからない多床室も必要だとの結論に達したからである。

従来型の4床室では尊厳を持ってその方らしく過ごしていただくという主旨に反する。

寄り添うご家族にも配慮したい。

思案の末、コーナー部分を活かした3床室を提案した。

各ベッドがそれぞれバルコニーに面した窓を持つ画期的なプランだ。

通常、多床室の間仕切りはメディカルカーテンだが、出入口部分を残して間仕切り壁を設けた。

洗面はそれぞれの専用とし、トイレのみを共用とした。

従来型の4床室では得られなかった開放感と独立性が保たれた多床室が実現した。

開院以来、この究極の多床室は「患者さんやご家族の評判がすこぶるよい」とのことだ。

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