2023年11月01日(水)
今回は定期的に行っている社内勉強会の経過報告をしようかと思います。
環境シミュレーションにはRhinocerosというモデリングソフトの拡張機能を使っています。
各ソフトの役割を表すとこのようなイメージです。
Rhinocerosは一度プログラミングを組んでしまえば、複数のパターンをたくさん出すのが得意なのでシミュレーションで適当な高窓の設定を探索するのに向いています。
手始めに高窓の大きさによって部屋の中の照度がどうかわるかのシミュレーションを行いました。
白っぽい部分が必要な照度が取れてる部分なのですが、この場合南面の高窓は1000mmもあれば十分そうです。(赤くなっているところは日差しが落ちている部分です)
次は高窓の配置について見てみます。
太陽の位置的に日の当たる東面はもちろんですが、
日陰となる西・北面であっても照度の確保にちゃんと有効なのは意外ですね。
まだまだ始めたばかりですが建築の方策の実効性を、設計段階で実際に確認して試行錯誤できるというのは新しいやりがいがあるものです。
また様々な環境シミュレーションを勉強していこうと思います。
そういえば最近くりくりのパーマを当てたのですが、美容師の方がお伝えしたイメージ実現するべく様々なサイズのロッド(髪を巻き付けるやつです)を組み合わせて見事に施術してくださいました。
もしパーマにもシミュレーションがあるとしたら、私の髪質とロッドのサイズを入力すれば、どんな仕上がりになるかを確認できるのでしょう。
でもそれが私のイメージに近いのか、セットしにくくないか、顔の形と合っているのか、などバランスを見てロッドを選び出していくのはやはり美容師の腕の見せ所であることには変わりないのでしょう。
設計事務所の毎日
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春日亀裕康