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社内研修発表

2017年02月03日(金)

先日、社内研修発表がありました。

私の発表テーマは「猫と暮らす」です。
猫との暮らしは毎日楽しいですが、困ったことも多々あります。それが設計で解決できないかと思ったのが発表のきっかけでした。

ペットがなぜその行動をするのかを理解すること、どうすればその行動を誘導できるのか、そこから設計の解決策が見えてくることを学びました。

やはりその子自体を、よく観察すること理解することが重要なのですね。

参考にした書籍は
『建築知識2017年1月号』、『犬・猫の気持ちで住まいの工夫―ペットケアアドバイザー・一級建築士と考えよう 』、『ペットと暮らす住まいのデザイン』です。

人とペットがお互いに暮らしやすい環境をつくるにはどうしたら良いか、考えるきっかけになりました。

幸せなペットたちが増えるように、これからも学んでいきたいテーマです。

 

↓かわいいですが、いたずらばかりのわが家の猫です。


上棟打合

2017年02月01日(水)

先日、大阪市内で、新築住宅の上棟打合がありました。

 

設備機器の他、コンセントや照明の、位置や高さなど、実際の現場で再確認します。

お施主様にとっては図面でみているより、実際の現場で、動作を確認しながらのほうが、

よりわかりやすいと思います。

 

そして、こちらの現場では、制震装置を設置しています。

2階建ての場合、この制震装置を1階に入れることにより、地震エネルギーを吸収し、

揺れを軽減することができ、「さらなる安心」がご提供できる装置になっています。

今回、初めての採用でしたが、

建築業界の技術は、日々進歩していますので、勉強あるのみです。


御所南 上棟

2017年01月30日(月)

工事が進行中の建物が上棟をむかえました。

京奈和自動車道の御所南パーキングエリアに整備される施設です。プロポーザルで設計業務を受注し、昨年設計を行いました。

「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」の施行により、こうした公共の建物でも木造で建築されることが増えているのですが、この建物も省エネルギーや機能性に配慮して、木造平屋建ての建物として設計されました。

内部の様子です。木造軸組み在来工法による建物で、中には道路情報提供コーナーや休憩コーナー、大きな公衆トイレが入ることになります。

柱や梁には、奈良県吉野地方など、地元で大きく育てられたスギやヒノキが使用されています。

並べられているのは道路情報・休憩コーナーに使用される化粧梁。内部に現れてくるこうした材料には、上小節と呼ばれる節がとても少ない美しいスギが選定されています。

柱と梁の接合部となる仕口は、このようにプレカット加工されて工事現場に運ばれ、大工さんの手仕事で建物の構造体として組み立てられていきます。

今後は内外装の工事が進んでいくことになりますので、随時、現場の進捗状況をこのブログでご報告させていだければと思います。

 


鏡開き 2017

2017年01月12日(木)

本日、事務所にて鏡開きです。

奉られた餅を、体内に入れて

一年の無病息災を願います。

 

身体が資本です。

一年間、元気で頑張れますように。。。

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理想の緩和ケア病床 PartⅡ

2015年09月25日(金)

究極の個室的多床室をめざして

私達は緩和ケア病床における多床室のあり方について議論した。

看護サイドより、満足のいくケアを提供するためには全室個室という要望が出されたが、

一方で差額ベッドの問題もあり、地域に根差した診療所としての役割を考えると

差額ベッド料金がかからない多床室も必要だとの結論に達したからである。

従来型の4床室では尊厳を持ってその方らしく過ごしていただくという主旨に反する。

寄り添うご家族にも配慮したい。

思案の末、コーナー部分を活かした3床室を提案した。

各ベッドがそれぞれバルコニーに面した窓を持つ画期的なプランだ。

通常、多床室の間仕切りはメディカルカーテンだが、出入口部分を残して間仕切り壁を設けた。

洗面はそれぞれの専用とし、トイレのみを共用とした。

従来型の4床室では得られなかった開放感と独立性が保たれた多床室が実現した。

開院以来、この究極の多床室は「患者さんやご家族の評判がすこぶるよい」とのことだ。

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