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シンガポール旅行①

2025年10月08日(水)

シンガポールの街を歩いていて、最初に「すごい」と思わされたのが、マリーナベイ・サンズ(設計:モシェ・サフディ)でした。

 写真では何度も見ていたけど、実際に目の前にするとスケールがまるで違いました。

しかし、不思議と圧迫感はなく、自然と調和しているような心地よさもありました。

 

マリーナベイサンズを真横から見ると、3つのタワーがほんの少し外側に反り上がっているのがわかります。

その柔らかなカーブが、建物全体に空へと伸びていくような軽やかさを与えていました。

建物が立つ場所も象徴的で、ベイ(湾)に面して佇む姿は、

水面に浮かぶようなバランスを見せています。

サフディは「水・光・緑が共存する都市」をテーマにしており、

反り上がるタワーの曲線や、展望デッキの流れるようなフォルムには、

「波」や「風の流れ」といった自然のリズムが取り込まれているそうです。

 

展望デッキ(スカイパーク)には多くの植物が植えられ、

そこには“都市の真ん中にもうひとつの地上をつくる”という発想があります。

上空200メートルの高さにいながら、風が吹き抜け、緑が揺れ、

遠くにはガーデンズ・バイ・ザ・ベイの植物ドームが見えました。

その連続性のある風景を眺めたとき、

マリーナベイサンズは単なるランドマークではなく、

都市と自然のあいだをつなぐような存在だと感じました。


はじめまして

2025年10月03日(金)

こんにちは。

新入社員というには、少々年季が入っていますが

田中と申します。

建築を通じて地域社会に少しでも貢献できる仕事に

就きたいと考え、今年の7月から大阪市立小学校の

長寿命化改修工事の工事監理をしております。

この工事は、老朽化した施設を将来にわたって長く

使い続けるため、単に物理的な不具合を直すのみで

はなく、建物の機能や性能を現在の学校に求められ

ている水準まで引き上げることを目的としています。

屋上防水、外壁、床壁天井、建具、電気、機械設備

等の改修や一部取替など多岐にわたる工事を多くの

現場関係者が暑い中頑張っておられます。

 

<屋上防水・外壁改修用の外部足場です>

 

<図書室の間仕切り、サッシ、内装の工事中です>

今年の12月には、生まれ変わった新しい校舎で多く

の児童が喜んでいる姿を楽しみに業務に取り組んで

まいりますので、またご報告させて頂きます。


歓送迎会

2025年09月26日(金)

先日入社されたYさんと退社されるAさんYさん計三名の歓送迎会を行いました。

合同ということでいつもより少し豪華に、たらふく堂山店さん鱧のコースをいただきました。

鱧をこれだけ食べるのもなかなか無いですし、

社員一同楽しい時間を過ごせたかと思います。

会社という場所は様々な足並みが交差するところですが、

またいつの日か 何かの機会にお会いできるのを楽しみにしています。


大阪・関西万博

2025年09月22日(月)

この夏は、大阪・関西万博で大盛り上がりの大阪です。

出勤途中でも、ミャクミャクのキーホルダーを付けた方や、まさに今から万博に向かう、児童たちに出くわします。

私も、現在までで、計6回足を運びました。

素晴らしい建築に触れ、スマホの中が、パビリオンの写真であふれています。

オーストリア館は、楽譜をモチーフにしたらせんのオブジェが特徴です。

音楽を奏でるリズムが、このオブジェから感じられますね。

こちらの日本館は、CLT(直交集成板)で構成される「木の板」が、円形に斜めに並べられ、

壁を作っています。万博終了後に、リユースされることを前提に、

解体や転用がしやすいよう工夫されているとのことです。

パナソニックグループのノモの国は、使用済みの家電から回収した、リサイクル鉄・銅・ガラスなどを活用しています。

中でも、リサイクルガラスは、ドラム式洗濯乾燥機約9,200台分を、外構部の舗装ブロックに利用しているとのことです。

洗濯機が舗装ブロックに!?と、びっくりしましたが、知れば知るほど、面白いですね。

壮大な中国館は、古代の書物「竹簡」をモチーフにした外観で、様々な漢文が書かれています。

待ち時間に、スマホの機能を使って、何が書かれているかを見るのも楽しかったです。

現在は、入場者も増えパビリオンの予約が取れなかったりしますが、

建築物を眺めるだけでも、充実した時間を過ごせますよ😊

 


書法展・・・京都にて

2025年09月17日(水)

秋・・・といっても真夏のような暑さ、秋はどこに隠れているのかなという感じですが
今年もMさんから案内のお手紙が届いたので
文化芸術の秋を堪能しようと読売書法展へ行ってきました。
8月から12月まで約半年かけて全国で開かれる書法展。
関西展の会場は京セラ美術館とみやこメッセです。

まずはみやこメッセ1階ロビーで待ち合わせ、

「秀逸」を受賞された松田司峰氏の作品を鑑賞しました。

「重巌我ト居 鳥道絶人跡 庭際何所有 白雲抱幽石 
 住滋凡幾年 楼見春冬易 寄語鐘鼎家 虚名定無益」 寒山詩
寒山は唐代の詩僧ですが「寒山拾得」と仲の良い「拾得」と共に語られることが多く
豊かな笑顔で並ぶ「寒山拾得」の画を眺め、どちらも無類の酒好きであったと知ると
司峰氏がこの詩を選び出展された気持ちが妙に腑に落ちて笑いがこみ上げてきました。

広い会場を一通り巡って「漢字・かな・篆刻」作品に触れた後、
次に京セラ美術館にて書道界の重鎮である書家の先生方の作品を鑑賞。

足も疲れ、喉も乾いたところで、道向かいのカフェに

スイーツ5種盛りをシェア・・・味覚の秋を楽しみました。

抹茶・栗・和三盆・京都らしい甘味を楽しみながら
久しぶりの会話に花が咲き楽しい週末となりました。