2026年07月09日(木)
6月に、弊社の所長であった山本が会長に、そして山中が代表取締役に就任いたしましたが、各方面の方々からお祝いのお言葉やお花をいただきました。
事務所内が、とても華やかになっております。


本当にありがとうございます。
2026年07月07日(火)
担当していた加古川大堰改修工事の実施設計がアップとなりました。
作成図面の内、自分の書く図面がこれほど多い業務は初めてで、たくさんの方の力を借りてなんとかたどり着いた一区切りです。
伝えたい情報を図面のスケールに合わせて的確に表現すること、業務全体を俯瞰的に捉えながら各図面の完成度を高めていくこと、そしてスケジュールに合わせたペース配分、どれも自分だけでは処理しきれない課題でした。
また、過去の図面を読み解きながら理解を深める作業も、地道ながら大きな糧となっていることを実感しています。
まだブラッシュアップすべき点も多く、業務自体もこれからも続きます。
気を引き締めて、引き続き取り組んでいきたいと思います。

そんな今の自分に刺さった言葉を、最後に。
建築家にとって彼の生き甲斐は、彼の作品の実在感に託す以外に道はない。したがって、「ディテール」こそが彼の主体性の棲みかであり、彼の個性の出生の場であるといえよう。
『前川國男のディテール』 冒頭より
2026年06月30日(火)
6月より入社し、取締役に就任いたしました中島です。
どうぞよろしくお願いいたします。
実は私は、20年ほど前に新入社員として一度当社に入社し、5年間お世話になっておりました。ここで、社会人として、そして設計者としての基礎を学ばせていただきました。
その後、父の急逝により、まったく別の業界である家業を継ぐこととなり、一度当社を退職いたしました。それから20年の時を経て、再び当社へ戻ってくることになるとは、人生とは本当に不思議なものです。
家業を継いだ当初は慣れないことも多く、大変な時期もありましたが、15年ほどを経て経営も安定し、10年前には自身の設計事務所を開設しました。
以降、家業と建築設計という2つの事業に携わりながら、建築への想いを持ち続けてきました。
自身の事務所を設立した当初から、当社の山本会長には折に触れて相談に乗っていただき、時には助けていただきました。退職後も、師弟のような関係は変わらず続いていました。
そしてこのたび、当社40周年という節目にお声がけをいただき、再び一員として戻らせていただくことになりました。
入社してすぐ、当時の先輩方から変わらず「中島くん」と呼んでいただき、おかげさまで自然と当社の空気に馴染むことができました。
これからは当社の一員として、施主の想いに寄り添い、仲間たちとともにその想いをカタチにし、人々の生活や都市の空間を豊かにする。
そんな設計者であり続けたいと思っています。
ところで、「中島くん」と呼んでいただいておりますが、私も52歳になりました。
今回の復帰を機に、あらためてプロフィール写真を撮影してきました・・・
これまで10年前の写真を「あまり変わっていないだろう」と思って使っていましたが、今回撮影した写真と見比べてみると、オッサンがさらにオッサンになっていることに、あらためて気付かされました(笑)。

【上】10年前の写真・・・つい先日まで使ってました
【下】現在の写真

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2026年06月27日(土)
この企画では、これまでに影響を受けた本や最近読んだお勧めの本などを、スタッフが順番に紹介していきます。
初回となる今回は、私、代表の山中が担当します。
『野生の思考』 クロード・レヴィ=ストロース
大学時代にこの本に出会った当時、「ものごとの本質は個々の中にあるのではなく、それらを取り巻く関係性(構造・ルール)にある」という構造主義の考え方に夢中になったものでした。
そしてこのことは、今日に至るまで、多様性を志向する私自身の価値観に大きく影響しているように感じます。
本書はそんな構造主義が世界中を席捲し、これまで正しい考えられてきたことが相対化されるきっかけとなった代表著作です。

あれから30年、改めて本書を読み返すと、今度は「野生の思考」が持つものづくりへの眼差しに惹かれます。
身近なものに意識を研ぎ澄ませ、与えられた条件を活かしながら、新しい価値を見出していく。
未開社会の人々による「ブリコラージュ」と呼ばれるそうした営みは、今日、建築を考える上での大切な姿勢にも通じるように感じます。
デジタル技術の進歩により、ものごとの把握や言語化が容易になった時代だからこそ、
感覚や経験に基づき、世界の豊かなつながりに目を向けることの大切さを改めて教えてくれる一冊です。