BLOG

[rhinoceros/grasshopper] 測量図から地形の3Dモデル

2026年02月25日(水)

スペースクリエーションでは、BIMをはじめとした様々な3Dツールを用いて設計を行っていますが、BIMとは??何ができるの??どうなっているの??と思われる方もいるかもしれませんので、色々な角度から紹介していきたいと思います。

今回は、Rhinocerosという3Dソフトで測量図から地形の3Dモデルを自動で立ち上げるプログラムを作成したので紹介いたします。

これは極端な例ですが、敷地には様々な起伏があり、

3D空間で設計を進める場合、2Dの測量図ではなく、3Dの地形が欲しくなります。

①測量図を読み込む

各数値がその場所での標高を示していますが、すき間がどうなっているのかさっぱりわかりません。

 

②数値同士の境界線を引いて立ち上げる。

ボロノイ分割という、二点の垂直2等分線を用いて分割する方法をつかいます。

これで敷地を数字ごとにエリア分けできたので

それぞれ数値通りの高さに持ち上げてきます。

これではいいとこ霜柱ですかね、

高さは出ましたが、エリア同士の境目が崖となっていて、地形とはまだ呼べなさそうです。

 

③エリアのすき間を作る。

各高さの面を境界線からオフセットして、繋げるための余地を作ります。

上から見るとこんな感じです。

 

④平らな面同士をつなぐ。

平らな面同士のすき間は四角のところと

 

三角のところがあるのでそれぞれ繋いでいきます。

   

⑤滑らかにする。

最後は作図過程では不要ですが、パースでの見栄えを考慮して滑らかにしていきます。

レンダリング風にするとこんな感じです。

 

⑥運用する。

これら高さを読み取って立ち上げ、滑らかにしていく操作は

手で一つ一つやっているわけではなく、rhinocerosというモデリングソフトのgrasshopperというツールでプログラムを書いているので

値や位置を変えれば自動で地形が作成されるので、

別の敷地であっても、プログラムを通せばすぐに地形の3D化ができます。

このような手順で、地形の3Dモデルを作成しています。

また次回は、別の角度で掘り下げてみましょう。


九州出張で訪れたアクロス福岡

2026年02月18日(水)

先月の九州出張で、学生時代に一度見てみたかった アクロス福岡 を見学してきました。


福岡市中央区天神の旧県庁跡地に立つこの建物は、2階から14階まで連続する ステップガーデン が特徴で、建築そのものが“都市の山”として都市景観に溶け込んでいます。

   

コンセプトはアルゼンチン出身の建築家 エミリオ・アンバズ によるもので、「都市の中に山をつくる」「失われる緑を建築の上に戻す」という思想が根底にあります。

これを現実の建物として成立させたのが、実施設計を担当した 日本設計竹中工務店。構造計画や大スパン対応、排水・防水・維持管理まで含め、コンセプトを「建つ建築」に落とし込みました。

さらに、造園家 田瀬理夫 が「育つ庭」としてステップガーデンを設計。
開館当初は木が少なく見えましたが、30年の間に樹種・本数が増え、鳥や風による自然更新も取り入れられています。建築と緑が対等に存在することで、建物は今も完成し続けているかのようです。

30年経過してなお、都市の中に生きる“山”として魅力的な姿を見せるアクロス福岡。
学生時代の憧れが、実際の景観としてここに存在していることに感動しました


自己紹介

2026年02月16日(月)

2025年10月に入社いたしました、遠藤千鶴です。

申請書類の作成や実施設計図面の修正を主に担当しています。

入社前は某特定行政庁にて勤務しておりましたが、設計業務からは永らく離れて

いましたので、日々勉強の毎日です。

育児の都合で現在は短時間勤務ですが、子育てがひと段落したタイミングで

アクセルを踏めるよう、常日頃から学び続ける姿勢を大切にしていきたいです。

 

プライベートでは芸術鑑賞が好きで、観劇の他、建築や美術作品を見るのが趣味です。

ちょうど先日、堂島リバーフォーラムで開催中の「グスタフ・クリムト」の展覧会へ訪れました。

360度取り囲む巨大なスクリーンにクリムトの傑作が映し出される中、

作品に関連する音楽と華やかな香りが流れ、全身でアートを体感する展示でした。

非現実的で幻想的な空間に包まれる時間。

今話題の「没入型」の展覧会を体験できたのは興味深かったです。

芸術鑑賞が趣味と言いつつ中々時間が取れず、今回が子どもが生まれて以来初めての展覧会でした。

自分時間を持てた際は、積極的に興味のあることに時間を使い感性を磨くことも大事と感じた1日でした。


ティータイム③

2026年02月13日(金)

先日のティータイムは、かわいらしいディズニーリゾートのお土産でした。

たくさんのおかきが入っていましたが、缶や袋はもちろんのこと、

中身のおかきもミッキーの形でかわいらしかったです。

ティータイムにいただきました。

皆さん、いつもお土産ありがとうございます。


内部研修(環境シミュレーション習得に関する成果報告)

2026年02月10日(火)

前回に​引き​続き、​内部​研修での​発表内容に​ついて​お話しします。​

今回は、​私が​約1年間かけて​取り​組ん​できた​「環境シミュレーション」の​学習成果に​ついて​報告しました。​発表では、1.​未経験の​技術を​習得する​ための​学習計画の​立て​方、​2.その​実践プロセス、​​3.実際に​業務で​活用してみた​際の​手応えまで、​実体験に​基づいた​3つの​ポイントを​軸に​構成しました。​


(練習用のプログラムです)

現在、​私たちは​シミュレーションツールと​して​Rhinocerosと​Grasshopperを​活用しています。気象データを​整理し、​ビジュアル化する​ことで​敷地の​環境や​敷地の​持つポテンシャルを​​評価し、より良い空間の手がかりをつかむ試みを​続けています。​

この​1年間で​実務に​必要な​技術を​習得できた​ことは​大きな​収穫でしたが、​それ以上に​この​分野の​奥深さを​改めて​実感する​こととなりました。​

住まい​手や​使い手が​快適に​過ごせる​空間を​追求する​ために、​自分たちに​何が​できるのか。​敷地の​持つポテンシャルを​最大限に​引き出し、​熱や光、​風と​いった​抽象的な​テーマを​「快適性」と​いう​具体的な​指標に​落とし込むには、​これまで​以上に​多角的な​視点と​探究心が​必要だと​感じています。​

かつて​「家づくりは​夏を​旨と​すべし」と​言われましたが、​近年の​日本の​酷暑を​思うと、​その​言葉の​重みを​改めて​実感します。​技術は​進歩しても、​環境に​対する​人の​感性は、​根本では​変わっていないのかもしれません。​先人たちの​知恵と​現代の​最新技術を​高い​次元で​融合させ、​自分たちの​強みを​最大限に​発揮できるよう、​これからも​飽くなき挑戦を​続けていく​所存です。​