BLOG

娘が生まれました

2026年09月03日(木)

私事ですが、7月に娘が生まれました。

家族が一人増え、毎日新しい発見ばかりで、慌ただしくも楽しい日々を過ごしています。

これからは父親として、娘の成長を楽しみながら、自分自身も一緒に成長していけたらと思います。

家族を支えていけるよう、これまで以上に仕事にも頑張って取り組んでいきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

私の一冊

2026年09月02日(水)

私が選ぶ一冊は、池井戸潤著『下町ロケット』です。

父親の急逝をきっかけに、建築設計とはまったく異なる事業を引き継ぎ、日々次々と判断を迫られ、その責任を負う立場に苦悶していた頃、先輩経営者の勧めもあって、本をよく読むようになりました。

稲盛和夫さんや北尾吉孝さんの著書をはじめ、その影響から『論語』などの古典にも手を広げ、とにかく気になった本を読み漁っていました。

その先輩経営者から教わった読書法の一つに、「積読(つんどく)」があります。文字どおり「積んでおく」のですが、「とにかくアンテナに引っかかった本は買って、机の上に積んでおけ」という教えです。

そんな調子で、空き時間があれば本を読む生活を数年続けていると、いつしか読書そのものが「やらなくてはいけないこと」になっていました。

「今日も本を読まなくてはいけない」。

そんな義務感で読むものだから、読むスピードも遅いし、内容もなかなか頭に入ってこない。それでも読まなければいけない――そんな悪循環に陥っていました。

そんな時に出会ったのが、『下町ロケット』です。

当時、本屋に立ち寄ると直木賞受賞作として大きく取り上げられていて、とても目立っていました。直木賞のこともよく知らなかった私は、「難しい文学系の本なのかな」と思いながら手に取りました。

ところが、帯や店頭のPOPを見ると、「中小企業がロケット開発に挑む」といった内容が書かれている。

「ああ、ビジネス系の本ね」

と、完全に勘違いして買いました。

読み始めると、すぐにその間違いに気づきます。

ところが、これが面白い。

ページをめくる手が止まらず、ものすごい勢いで一気に読んでしまいました。

こんなに本にのめり込む感覚は久しぶりで、読み終えた時に、

「ああ、やっぱり読書っていいな」

と思ったことを今でも覚えています。

それからは直木賞の受賞作をはじめ、本屋大賞やミステリーの話題作なども、片っ端からチェックするようになりました。当時は、池井戸潤以外にも東野圭吾、伊坂幸太郎、海堂尊など、今も第一線で活躍する作家たちの作品が次々と話題になっていた時期でもあり、私の読書熱は再び一気に高まりました。

その勢いで、私にとっては少しハードルの高いドラッカーの著書や『ザ・ゴール』、さらには『罪と罰』まで読破できました。

以来、ジャンルを問わず、気になる本はまず「積読」。

ただし以前とは違います。

「読まなくてはいけない」から読むのではなく、「次はこれを読みたい」と思える本を、いつも身近に積んでおく。

『下町ロケット』は、そんなふうに私の読書を「義務」から、もう一度「楽しみ」に戻してくれた一冊です。

資生堂アートハウス

2026年08月28日(金)

少し前になりますが、

谷口吉生さんの資生堂アートハウスが閉館前に行ってきました。

当日は台風が接近しており、あわや空振りというところでしたが

無事訪れることが出来ました。

企業の美術館ですので、特別大きいわけではないですが、

くぐるような奥まったアプローチと中庭へ視線の抜けるエントランスや

閉じた内巻きの順路と開けた外巻きの順路の二つのギャラリーなど、

対比と誘導巧みで、建物の外枠にとらわれない体験ができました。

閉館後も敷地自体は解放されていますので、

もし機会がありましたら、そのたたずまいを是非ご覧になってください。

奈良監獄ミュージアム

2026年08月21日(金)

2026年4月27日にオープンした、奈良監獄ミュージアムへ行ってきました。

古都奈良に威風を放つ赤レンガの西洋建築は、明治時代に建てられた五大監獄で唯一全貌が現存する国の重要文化財です。

圧巻の存在感を放つ建物に、終始写真を撮る手が止まりません。外観は細部までデザインされていて、どこを切り取っても美しい・・・。

内部はそれぞれの棟で、建築としての展示、監獄としての展示、現代アートの展示がされており、盛りだくさんの内容でした。

耐震補強もばっちりです。

ホテル側には入れませんでしたが、一度は宿泊してみたいものです。

此花中学校 実施設計

2026年08月19日(水)

此花中学校の実施設計が、いよいよ終盤に入ってきました。

大阪市の中学校には標準図があり、基本的な考え方や仕様は標準図に沿って整理していきます。

ただ、今回の計画では、既存校舎を撤去して新校舎を建設するだけでなく、既存の別校舎を残しながら、適法化のための改修も行います。

新築部分についても、標準図をそのまま当てはめるのではなく、敷地条件や既存建物との関係、動線などを確認しながら、一つひとつ図面に落とし込んでいきます。

特に既存校舎の改修では、現状を把握したうえで、残す部分と改修する部分を整理し、法的な条件も含めて検討していく必要があります。

まだ完成ではありませんが、これまで検討してきた内容が少しずつ図面として形になり、完成する学校の姿が見えてきました。

残りの実施設計も気を抜かず、細かな部分まで確認しながら、最後まで丁寧にまとめていきたいと思います。