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シンガポール旅行④(最終)

2025年12月16日(火)

シンガポール最終日。

帰国前にチャンギ空港で立ち寄ったのが「ジュエル」という複合施設です。

中心にある滝「レイン・ボルテックス」は、写真で見る以上に迫力があり、

天井から水が一直線に落ちていく様子は、ただ眺めているだけでも不思議と落ち着く居心地の良い空間でした。

ガラスに囲まれた空間にはたくさんの植物が配置されていて、屋内なのに外にいるような感覚になるのも印象的でした。

空港という移動のための場所で、ここまでゆっくりした気分になれるのは珍しいなと感じました。

買い物や食事もできるけれど、

それ以上に旅の締めくくりとして、「最後に立ち寄れてよかった」と思える空間でした。


研修旅行2025 Day2

2025年12月12日(金)

一夜明けて、研修旅行の2日目です。
この日は岡山・倉敷を巡るグループと豊島へ向かうグループに分かれて行動しました。

岡山・倉敷チームは、大原美術館をはじめとする倉敷美観地区などを訪れ、そこでしか味わえない非日常感を楽しんでいました。

江戸時代の面影を残す街並みに明治・大正期の建築が溶け込む独特の景観は、普段の生活とはまったく異なる時間軸で育まれてきたもので、その奥行きの深さに感動を覚えます。

一方、豊島チームは1日目に続き船で移動、豊島美術館へ向かいました。

空間そのものは非常にシンプルですが、滑らかな曲面コンクリートが内と外の境界を曖昧にし、光・風・音の変化がそのまま空間の表情として伝わってくる場所でした。緻密な設計と高い施工精度に裏付けられたその空間は、社会的な「時計の時間」とは別の、自然のリズムに身を委ねるような感覚を与えてくれます。日が昇れば起き、沈めば休む――そんな自然との対話を思わせる、非常に密度の濃い体験でした。

また、豊島の名物である棚田も美しく、印象に残りました。かつて耕作放棄地となっていた棚田を再生する「棚田プロジェクト」は、地域の景観資源としての価値を見直し、島の環境と文化を未来につなぐ取り組みです。段々に広がる稲の緑と海の青が重なる風景は、単なる観光資源というだけでなく、人の手が自然と丁寧に向き合ってきた時間の積み重ねそのものを感じさせるものでした。

今回の研修旅行を通じて、準備から当日の運営まで、多くの方のおかげで充実した時間を過ごすことができました。業務だけでは見られない一面にも触れ良い刺激となりました。

また来年の研修旅行も、楽しみですね。


研修旅行2025 Day1

2025年12月10日(水)

先日、​岡山県・直島へ​研修旅行に​行ってきました。​



今年の​春ごろに​安藤忠雄さん​設計の​直島新美術館が​オープンしたことも​あり、​この機会に​訪れる​ことになりました。​

トップライトから​差し込む光、​打ち放しコンクリートが​生む​空間の​力強さなど、​随所に​安藤さんらしさを​感じました。​また、展示されている作品はもちろんのこと、空間構成や仕上の表現を見ていく中で「これは​これまであまり​見なかった​表現だな」と気づくことも多く、​会話も​自然と​弾みました。​

一方で、先輩方が興味深そうに議論する内容を聞きながらも、理解が​追いつかない​部分もが多く、​改めて​学び続ける​必要を​感じた​時間でも​ありました。​

夜は​落ち着いた​雰囲気の​中で、​ゆっくりと​夕食を​いただきました。​
どの​料理も​豪華で、​おいしく​いただきました。​

移動は、​新幹線・電車・船を​乗り継ぐ​長い​道のりでしたが、​大きな​トラブルもなく​無事に​終える​ことができました。​皆さん、​本当に​お疲れさまでした。​

2日目の​様子は、​次回の​更新で​ご紹介します。​


冬こそ花のある時間を

2025年12月03日(水)

あっという間に12月になり、明日からは本格的な寒波襲来とか・・・
こんな冬にこそ、空間の中にちょっとした花や植物があると嬉しいものですね。

受付カウンター 水槽の横にさりげなく

打合せコーナーの窓辺にも

そして昨日 Flower Green Days さんから素敵なリースが届きました。

赤く色づいた南天の葉のリース、南天は「難を転ず」と言われ、
「福をなす」「良い家庭」という縁起の良い花言葉があるそうです。
受付コーナーに飾っていますので、「福」をお持ち帰りくださいね。


家族で楽しむ福井恐竜博物館(2025年10月)

2025年11月28日(金)

「恐竜好きの子どもと、建築好きの大人、両方が楽しめる場所」――そんな期待を胸に、2025年10月に家族で福井恐竜博物館に行ってきました。

到着すると、目の前に広がる大きな卵形の建物に圧倒されます。館内では、動くティラノサウルスや迫力ある骨格標本に夢中になった子どもが、展示を駆け回って楽しむ姿が印象的でした。

一方、大人としては建物自体の設計に感動。設計は黒川紀章建築都市設計所によるもので、特徴的なドーム形状と、地中に潜るように地下へ降りていくアプローチが印象的です。エスカレーターで地下へ降りるにつれて光が落ち、周囲の音が静かになっていく体験は、展示空間への自然な導入になっており、建築としての魅力も存分に楽しめました。

恐竜展示と建築の両方を楽しめるこの博物館は、家族旅行はもちろん、幅広い年代の方におすすめできるスポットです。